ホスティングとは
 ホスティングとは,Webサーバマシンの一部の領域を貸し出すこと,またはその サービスのことを言います. これまでWebサーバやメールサーバ等を立ち上げるためには,インターネットの基 幹に接続するサービスを行っているサービスプロバイダー(IIJやOCN等)に申し込み, 自宅や自社まで回線を引き,そこにサーバマシンを接続し,そのマシン上でWeb サーバやメールサーバ等を構築しなければなりませんでした. そのまた昔はもっと難しく,大学や一部の大企業の研究所ぐらいしか立ち上げる ことができませんでした. その頃のインターネット(当時はまだインターネットという言葉がなく,UUNETや JUNETと言っていた)は完全にボランティアの世界で,お金儲けなんて考えられず, ネットの世界も実名でした. 実はmatというハンドルは,その頃のloginネーム(=メールアドレス)から延々と使 われている由緒(?)あるものなのです. ちょっと脱線してしまいました.(^^;
つまり,Webサーバやメールサーバ等を立ち上げるためには,サーバマシンのセット アップからサーバソフトウェアのインストール,設定等いわゆるスーパーユーザの 知識が必要だったのです. しかし,このようなスーパーユーザの知識を持った人がそうそう中小企業や個人 起業家にいるはずもありません. でも,企業の宣伝や商売,業務の効率化のためにインターネットでサーバを立ち 上げる必要が出てきました. そこで登場したのが,ホスティング業者です.

 ホスティング業者は,インターネットに接続する回線を引き,そこに1台以上の サーバマシンを立ち上げ,そのサーバマシンのリソース(ディスク,CPU,ネット ワーク,メールアカウント等)を複数のユーザに切り売りすることで商売をして います. ユーザは,回線接続料やサーバマシンの購入,サーバ管理者の人件費等を気にする ことなく,気軽にサーバを利用することができます. 2,3年前より格段と回線接続料が安くなったとはいえ,ある程度の速度(1.5Mbps) を確保しようとすると,月々30万円強必要ですし,サーバマシンは100万円程度, そして専任のサーバ管理者を雇うとなると年間1000万円以上の人件費が必要となり ます. それが,ホスティング業者の登場で月々数千円〜数万円でサーバを利用することが できるのです.

 ホスティングとは区別される言葉にレンタルサーバというものがあります. ホスティングは複数のユーザで1台のサーバマシンを共有するのに対して,レンタル サーバとは,1ユーザで1台のサーバマシンを専有します. もちろんそのため,レンタルの料金は高くなります. しかし,ユーザが専有できるので,自由度は高くなります. 必要なソフトウェアをインストールすることもできますし,ホスティングではなか なかやってくれない設定もできます. ただし,基本的にユーザ自身がそれをしなければなりませんが.....
ここでは,レンタルサーバについては必要最小限にし,ホスティングについて説明 します. ちなみに英語では,ホスティングがhosting,レンタルサーバがdedicated server と言います. レンタルサーバを含むホスティング以外のレンタル形態については, ホスティング以外で説明します.

 ホスティングの選び方
 では,ホスティングサービスに加入すると何ができるのでしょうか?

 ホスティングサービスの1種に無料ホームページサービスがあります. GeocitiesHoopsFreewebなどです. これらの無料ホームページサービスは,Web領域,メールアドレス,場合によって はCGIの利用をユーザに無料で提供し,さまざまなホームページを作ってもらい, 多数の閲覧者を呼び込み,広告を強制的に表示させて,広告収入で商売をしています. この無料が有料,広告表示がなしになったのがいわゆるホスティングサービスだと 考えると理解しやすいです. また,いわゆるBIGLOBEや@nifty等のインターネットプロバイダーでもユーザに Web領域を有料で提供していますよね. これもホスティングです. また,例えばBIGLOBEならmesh(今はBIGLOBEに統合)という法人向けホスティングを 昔からやっています.

 上で挙げた無料ホームページサービスやインターネットプロバイダーの接続 サービスユーザ向けホスティングで提供されているサービスには,基本的に最低限 のものです. 有料の,インターネットプロバイダー以外の独立系ホスティング業者が提供する サービスはもっと豊富です.

  1. ディスク領域
  2. メール受信サーバおよびアカウント
  3. 各種メール機能(forward,vacation,catch all等)
  4. メール送信サーバおよびアカウント
  5. メーリングリスト
  6. SSL(Secure Socket Layer)
  7. SSI(Server Side Include)
  8. perl,php,ruby等のスクリプト言語
  9. インストール済みスクリプト
  10. MySQLやPostgreSQL等のデータベース
  11. カウンター
  12. ストリーミングメディア
  13. FrontPage Extension
  14. Java servlet
  15. パスワードディレクトリ
  16. IPアドレス
  17. DNS設定
  18. URL redirect
  19. アクセスログ(raw dataやグラフィック表示)
  20. telnetアカウント
  21. FTPアカウント
  22. マルチドメイン
  23. サブドメイン
  24. コントロールパネル
 アメリカのホスティング業者だとこれらのサービスがほぼ標準で利用可能です. 日本のホスティング業者だとデータベースや一部のスクリプト言語が使えない場合 が多いです. ちなみにmatが契約しているホスティング業者はこれらのほとんどサービスが利用 できます. 上で上げたサービスはホスティングのサービスでもう少し 詳しく説明したいと思います.

 人によって使いたいサービスが違うので,自分のホームページで何をしたいの かを明確にし,業者を探す必要があります. 例えば,データベースなんてものは基本的にスクリプト言語でデータベース プログラミングができなければ宝の持ち腐れですし,telnetアカウントもUNIXの コマンドを知らなければ意味がありません.

 上のサービスの他にも業者を選ぶポイントがあります. それは,そのサーバマシンのインターネットへの接続回線の太さ,サーバ1台 あたりのユーザ数,転送量制限,そして月々の料金と初期設定料です. 接続回線の太さとは,業者が提供するサーバマシンがインターネットの基幹に どれくらいの太さで接続されているか,ということです. 基本的にこの数字が大きいほど,このサーバへのアクセス速度が速くなります. サーバ1台あたりのユーザ数とは,ホスティングでは,レンタルサーバと違い 1台のサーバマシンを複数ユーザで共有して料金を安くしているので,業者は 利益を上げるため,ユーザ数がなるべく多くなるようにします. ユーザ数が多いということは,そのサーバマシンの負荷が大きくなるということ なので,レスポンスが悪くなります. つまり,理想的には接続回線が太く,ユーザ数が少ない,というのが良い ホスティングの条件となります. しかし,接続回線の詳細を明示している業者はそれほど多くないし,ユーザ数を 明かしている業者はもっと少ないです. なので,どれくらいのレスポンスなのかは実際にブラウザでその業者のホームページ を表示して体感するか,windows98以上なら,MS-DOSプロンプトで,

C:\WINDOWS> ping www.dokodoko.com
とすることで調べます. pingはround trip(リクエストを出して戻って来るまで)の最短時間,最長時間, 平均時間を出してくれます. 単位はミリ秒です. 数10ミリ秒なら早い方です.

 接続回線に関して,考慮する必要があるものにサーバマシンの設置場所がどこ か,ということです. インターネットなのですからサーバが物理的にどこにあろうと一緒なのですが, ホームページを見てもらうユーザが日本国内の場合はやはり日本国内にサーバ マシンが設置されている業者の方が良いかもしれません. matは提供されるサービスを重視したため,アメリカになってしまいましたが.... (^^;
業者のサーバマシンの設置場所が日本国内かそうでないかは,業者自身がホーム ページで明らかにしている場合があります. していなくてもtracerouteコマンドで調べることができます. windows98以上なら,MS-DOSプロンプトで,

C:\WINDOWS> tracert www.dokodoko.com
とすることで,そのサーバに接続するまでに経由するルーター情報を知ることが できます. その中でkddnet.ad.jpが出てきたら太平洋を渡っている可能性が高いです.

 業者を最終的に決める決め手になるのはやはり料金ですよね. でも全ての業者が同じサービス仕様や回線の太さではないので,単純に比較する ことはできません. それから,絶対に表(業者のホームページ)に出てこないファクターに,対応の良し 悪しがあります. matは遠慮せずにメールで業者に質問をぶつけています. その質問への回答の早さ,正確さ,丁寧さを見て最終的に料金との兼ね合いで業者 を決めました. システムダウン,ドメインのDNS設定等,最初だけではなく今後も色々と対応して もらうことがあるので,これは重要なファクターだと思います.

 matは業者を決定するのにあたり,100以上の業者を比較検討しました. 日本の業者は総じてアメリカ等の業者より料金が高いですが,一部安いところが あるのでそれを探すのがポイントかもしれません.

 ホスティングへの移行
 ホスティング業者を選んだら,次に既存のホームページをホスティング業者の サーバに移す必要があります. また,新しいホームページに独自ドメイン名を付けるなら,先に独自ドメイン名 取得しておく必要があります. ドメイン名取得はドメイン取得の方法を参照して 下さい. ここでは,ドメイン取得業者とホスティング業者が違う場合について説明します. ドメイン取得業者とホスティング業者が同じ場合はその業者がほとんど全て処理 をしてくれますので簡単です.

 ホスティングへの移行は次のようなステップです.

  1. ドメインを取得する
  2. ホスティング業者へ申し込む
  3. ホスティング業者からDNS情報を取得する
  4. ドメイン取得業者にDNS設定してもらう
  5. ホームページをアップロードする
 まず独自ドメインを取得します. 取得完了の知らせがきたら取得できたということです. 業者によってはドメイン名を寝かしておくのに料金が必要なところがあるので 注意する必要があります. その場合は2を先にする必要があるかもしれません.

 次にホスティング業者にホスティングを申し込みます. 業者は,ユーザIDやパスワード,そしてIPアドレスを教えてくれると思います. 実はこの時点でそのIPアドレスを使って自分のホスティング領域にアクセスする ことができます. 例えば,このホームページのIPアドレスは64.177.205.47なので,ブラウザに http://64.177.205.47/と入力すると見ることができます. また,ftpでもホスト名にこのIPアドレスを入れることでファイルの転送(アップ ロードやダウンロード)ができます. 早速ホームページのファイルをアップロードしましょう. 業者によっては申し込みから利用開始までに1日もかからない場合があります. matが契約した業者は,朝の9時に郵便振替で料金を振り込み,その後メールで 連絡したら,昼頃には利用ができるようになりました. アメリカの業者も10 minites setup等と称して,利用開始が早いことをアピール している場合があります.

 ホスティング業者にDNS情報を教えてもらいます. 具体的には,

  1. プライマリネームサーバ
  2. セカンダリネームサーバ
  3. InterNIC Tech handle
  4. 姓と名
  5. 所属
  6. 住所
  7. 郵便番号
  8. 電話番号
  9. FAX番号
  10. e-mailアドレス
です.

 上で教えてもらったDNS情報とIPアドレスをドメイン取得業者に伝え,DNSの設定 をしてもらいます. ドメイン取得業者がDNSの設定をしたからといってすぐにその独自ドメインで ホームページにアクセスできる訳ではありません. DNSは分散データベースなので,インターネットの隅々まで新しいドメインと IPアドレスの対応が行き渡るには1日〜1週間ぐらい必要です. matの例だと3日ぐらいかかりました. このDNS情報が行き渡ると独自ドメインでアクセスすることが可能になります.

 すでに2でホームページのファイルのアップロードしていますが,独自ドメインで アクセスできるようになってからアップロードしても問題ありません. どうせ他の人が独自ドメインでアクセスできるようになるのがこの時期ですので.

 前のホームページには,ホームページが移行した事を表示して,新しいホーム ページへのリンクを張っておくか,metaタグで自動的に新しいホームページに移動 するように設定します. metaタグは,以下のようなHTMLの中(構文的にはheadタグの中が良いが,基本的に どこでもOK)に書きます.

<meta HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="5; URL=http://www.newhomepage.com/">
CONTENTの5というのは,5秒後に自動的に移るということですので,この値を10に すると自動的に移る時間を10秒後にすることができます.

 matはこれまでのホームページも記念として残しておきたいので,全てリンクを 張るだけにしています. もちろん,これはこれまでのホームページが無料ホームページサービスだから できることです. ホスティングからホスティングへ移行する場合は,契約が切れたら,そのIPアド レスは使えなくなりますので,きちんと移行を告知しておく必要があります.

 ホスティングのサービス
 ここでは,ホスティングの選び方で上げたホスティング のサービスについて補足説明をしたいと思います.

ディスク領域

 ディスク領域とはユーザが自由に使えるハードディスクの容量です. ここには,ホームページのHTMLファイルや画像ファイルに加えて,メールの保存 のための容量,アクセスログが提供される場合はそのログファイルの容量も含ま れます. 一部の業者はホームページ用とメール用で分けている場合があります. メール容量は,こまめにメールを読んでいれば,問題になる程の量にはならない でしょう(IMAP4等を使っている場合は除く). アクセスログは巨大になりがちですので,定期的にローカルにコピーして削除す る必要があるでしょう.
 普通(個人の趣味程度)のホームページを作るなら,50Mバイトもあれば十分だと 思います. 因みにmatのホームページは現在(2001年2月)10Mバイト強です. matはデータベースでちょっといろいろと試したかったため,最低でも100Mバイト で探しましたが....
メール受信サーバおよびアカウント
 ほとんどの業者は,メール受信サーバとしてPOPサーバを提供しています. 一部はIMAP4にも対応しています. メールアカウントは1〜無限まで様々ですが,上のディスク領域の大きさに比例し てメールアカウントの量も増える傾向にあるようです. matの場合,使い切れない程アカウントを作ることができます. 作れるメールアカウントの1%強しか使っていません.(^O^)
各種メール機能(forward,vacation,catch all等)
 メールの機能です. forwardとは,上のメールアカウントの来たメールをどこか別のメールアカウント に自動的に転送する機能,vacationとは,夏休み等の長期休暇中に届いたメール に自動的に返答メールを送る機能,catch allとは,存在しないアカウントでその ドメイン宛てに届いたメールを全て拾ってあるアカウントに送ることです.
メール送信サーバおよびアカウント
 上の説明したメールアカウントは,あくまで受信のみのアカウントです. メールは1つのサーバで動いているのではなく,受信用(POP)と送信用(SMTP)の2つ のサーバプログラムから成っています. このメール送信サーバとそのアカウントとは,送信用(SMTP)のことです.
 意外とこのメール送信サーバをサービスに入れていない業者が多いのです. 理由はspam防止です. spamとは,特定/不特定多数の人に対して,営業目的のメールやいやがらせメール, チェーンメール等を送りつける行為です. 自宅からインターネットに接続できているなら,最低でも1つの送受信できる メールアカウントを持っていることが多いので,SMTPが提供されなくても困らない 場合が多いです. mat家ではCATVを使ってインターネットに接続しているのですが,1つのメール アカウントしか付いていなかったため,SMTPが提供されている事を条件にしました. 無料メールアカウントもありましたが,いつ無くなるとも知れないので.(^^;
メーリングリスト
 メーリングリストを運営するサーバを利用できるかどうかということです. メーリングリストについては,こちらを参考に して下さい. メーリングリストの運営は意外とサーバに負荷をかけるため,提供サービスと しているところは少ないです. あっても1つだけ等の制限がある場合が多いです.
SSL(Secure Socket Layer)
 ブラウザの右下や左下に鍵のマークが出る場合がありますよね. URLがhttps://....となっているものです. あれが使えるかどうかです. ショッピングサイトがオンライン決済等で使うことが多く,個人が趣味で運営して いる普通のホームページには関係ないので詳しい説明はパスします.(^^;
SSI(Server Side Include)
 SSIとは,HTML文書中に下のようなコマンドを含むコメントを挿入することで, サーバ側でそのコマンドを実行し,実行結果の文字列でコメント部分を置き換 えて表示してくれる機能です.
<!--#exec cmd="/bin/date"-->
 SSIによって,最終更新日時を表示したり,ホームページの全てのページのある 部分に同じ内容を表示したり,環境変数によって表示する内容を変えたり,等が できます. しかし,一方でサーバでの処理がワンクッション入るので,ホームページの表示 が若干遅くなります.
perl,php,ruby等のスクリプト言語
 各種スクリプト言語が使えるかどうかです. 独自CGI等とも記載されている場合があります. 使える言語はCやC++,perl,php,ruby,python等があります. perlが多いでしょう. CやC++が使える場合は下のtelnetアカウントも使えます. 海外の業者だとperl,php,pythonが多いようです.
インストール済みスクリプト
 CGIスクリプトがインストールなし,開発なしで使える状態にあるかどうかです. アクセスカウンターやショッピングカート等が代表的なCGIです. 上の独自CGIが使えなくてもこれらのインストール済みCGIが使える場合があります. 無料ホームページサービスでカウンターが使えるようなイメージです.
MySQLやPostgreSQL等のデータベース
 MySQLやPostgreSQL等のデータベース管理システム(DBMS)が使えるかどうかです. これらのDBMS以外にmSQL,SQL Server, MS Access等のデータベースが提供される 場合があります. 基本的にユーザが作れるのはデータベースが1つ,テーブルはユーザのディスク 領域の範囲内となります. 現在のホスティングにおけるDBMSの主流はMySQLとPostgreSQLでしょう. これらのDBMSが使えるからと言っても,CGIプログラミングをしない人にはほとん ど意味がないでしょう. Perlやphpからデータベースにアクセスし,データベースWebアプリケーションを 作ることができるということです.
 これらのデータベースが利用できるということは,PerlならDBIモジュール等の データベースアクセスのためのAPIがインストールされているということです. このような業者はもしかしたら,デフォルトではないモジュールもインストール してくれるかもしれません.(^^)
カウンター
 上のインストール済みスクリプトの1種です. よくあるカウンターがCGIのインストールなしに簡単に使えるということです.
ストリーミングメディア
 すいません,あまり興味がないのでよく分かりません.(^^;;
多分,ビデオや音楽等のストリーミングデータにサーバが対応しているという ことなのでしょう.
違っていたら教えて下さい.(_o_)
FrontPage Extension
 すいません,FrontPageも使っていないのでよく分かりません.(^^;;
多分,Microsoftのことなので特殊なことをやっていて,サーバにもなんらかの 設定が必要なのでしょう.
違っていたら教えて下さい.(_o_)
Java servlet
 すいません,Javaには詳しくないのでよく分かりません.(^^;;
多分,Javaで書かれたCGIか,Appletのサーバが何かなのでしょう.
違っていたら教えて下さい.(_o_)
なんかこればっかだ....
パスワードディレクトリ
 .htaccessファイルによる閲覧制限ができる,および.htaccessファイルを設置 可能である,ということです. ホームページの,あるディレクトリにこのファイル(ちゃんと設定して)を置くこ とによってユーザ名とパスワードを求めるダイアログが出て,特定ユーザのみが アクセスできるページを作れます.
IPアドレス
 1ユーザに1個のIPアドレスが割り当てられるということです. ホスティングの場合,複数のユーザが1台のサーバを共有して利用します. また,サーバには1個以上のIPアドレスが割り当てられます(1台に1個の場合が多い). このユーザ数とIPアドレス数の関係が,
ユーザ数 > IPアドレス数
となった場合,1ユーザに1個のIPアドレスを提供することはできません. つまり,複数のユーザで1個のIPアドレスを共有する訳です. 例えば,aaa.comというドメインのIPアドレスとbbb.comというドメインのIPアドレス が全く同じということです. でも安心して下さい,ブラウザでwww.aaa.comとwww.bbb.comは別のコンテンツが表示 される様に業者が設定してくれます(具体的には,Apache等のWebサーバ内に設定 する).
DNS設定
 これってどういうことなんでしょうね?(^^;
取得した独自ドメインのDNS設定はホスティングでは暗黙の了解みたいなものです から,多分,複数のドメイン名を1つのIPアドレスに割り当てるDNS設定をして くれるというサービスだと思います. もしこれならば,上のIPアドレスが提供されている必要があるかもしれません.
URL redirect
 ホスティングへの移行で説明したmetaタグを使ったHTMLの 自動ジャンプ機能と類似したものです. つまり,あるURLをリクエストしたら,自動的に目的のURLへ移動するというもの です. この機能は,移行前のURLから移行後のURLにジャンプするものではなく,移行後 のホームページのあるURLから別のURLへジャンプさせるものですので注意が必要 です.
 自信はあまりないですが,多分,Webサーバの301 Moved Permanetlyの機能を 使って実現しているのだと思います. そのため,metaタグを使った自動ジャンプより早く目的のURLにジャンプすること ができるのだと思います.
アクセスログ(raw dataやグラフィック表示)
 Webサーバにアクセスしたマシンや時間,頻度等の情報を見ることができること です. 特にraw dataと呼ばれるものは,Webサーバが吐き出すログファイルそのものです. アクセスしたブラウザの種類や経由したProxyサーバ名等がわかります.
telnetアカウント
 サーバマシンのシェルが使えるということです. サーバ上でのHTMLファイルの編集や削除,CやC++のコンパイルや,各種スクリプト 言語のデバッグ等が可能です. 最近では,SSH(Secured Shell)を使ったより安全なアクセスが可能となっている/ 義務となっている場合があります.
FTPアカウント
 FTPによるファイルのアップロードやダウンロードができるということです. ほとんどの業者で少なくとも1つのFTPアカウントが発行されていると思います. Web上のファイルマネージャの方が初心者にも易しいかもしれませんが,慣れて くるとアップロード等が遅くてイライラします. ホスティングではそういうことはまずないと思います.
 業者によっては,2つ以上のFTPアカウントを作ることができる場合があります し,また,anonymous FTP(匿名FTP)アカウントを作ることができる場合もありま す. anonymous FTPが使えると,ホームページ上で任意の人に対してファイルのダウン ロードサービスが可能となります. 例えば,オンラインソフトの配信をしている VectorはFTPとHTTPによるファイルの ダウンロードが可能ですよね. あれです. HTTPよりFTPの方がファイル転送が早いので,このような目的に合致しています.
マルチドメイン
 上のDNS設定のことです. 1契約で複数の独自ドメインを設定できるということです. このサービスを提供しているのは意外と少ないです. また,あったとしても追加ドメイン1個あたり,月々いくら,というように オプションとなっていることが多いです.
サブドメイン
 既に稼動しているドメインのサブドメインとしてホスティングが可能かどうか ということです. 例えば,別の業者でwww.hogehoge.comというホームページを立ち上げており, このhogehoge.comのサブドメインであるwww1.hogehoge.comというドメインで 設定可能かどうかということです.
 また,同じ契約内でサブドメインが利用できるかどうかという場合もあります. この場合はまず間違い無くオプション料金が必要でしょう.
コントロールパネル
 メールアカウントの追加や修正等の管理,データベースの作成,アクセスログ の表示,使用ディスク容量の表示,ファイルマネージャー等の機能がWeb上のコン トロールパネルと呼ばれるアプリケーションで一元的に使えるかどうかというこ とです. ほとんどの操作がマウスのクリックだけで可能なので,UNIX等のコマンドを知ら なくても上のような機能が利用することができます. ほとんどの業者で提供されていると思います.

 ホスティング業者
 ここでは,いくつかのホスティング業者を紹介したいと思います. 価格やサービス仕様は様々なので,きちんと確認してから契約して下さい.


■■私は↑でドメインを取得しました■■


■■↑は,かなり評判がいいみたいです■■


■■↑も,評判いいみたいです■■


■■↑も,かなり評判いいみたいです■■


■■↑は,本場アメリカのホスティング会社です.安心かも■■


■■5Gって,すごくない?■■

 ホスティング以外
 ホスティングとはで,ホスティング以外の形態である レンタルサーバについて簡単に言及しました. ここでもう一度おさらいすると,ホスティングは複数のユーザで1台のサーバ マシンを共有し,レンタルサーバは1ユーザで1台のサーバマシンを専有します. つまり,レンタルサーバとは,フレッツISDNやケーブルモデムやOCN等のインター ネット常時接続で自宅や会社にサーバマシンを置いてサーバマシンを立ち上げる のと同じような状態をまるごとレンタルするということです.

 自宅や会社でサーバマシンを立ち上げるためには,サーバマシンの購入費, 回線料金,24時間運転のための電気代の費用と,サーバのメンテナンス,各種 ソフトウェアのインストールと設定にかかる時間が必要となります. これを代行して提供しているのが,レンタルサーバです. ただし,標準のソフトや設定以外はリモートで自分が行わなければなりません. したがって,レンタルサーバは,システム管理の経験者でなければ難しいかも しれません. システム管理の経験者なら,自由に使えるサーバマシンを占有できるので,色々 遊べて楽しいでしょう.

 以下にレンタルサーバの業者を紹介します. 価格や仕様は様々なので,きちんと確認してから契約して下さい.

 実はホスティングとレンタルサーバ以外にももう一つ別の形態があります. それは,ハウジングというものです. ハウジングは,その名の通り,サーバを置くスペースを提供しているだけです. つまり,自分でサーバマシンを購入し,それをハウジング業者のスペースに置か せてもらう訳です. インターネットへの接続回線,UPS(無停電電源),エアコン,24時間監視などを 業者が提供してくれます. また,レンタルサーバでもそうですが,リモートではどうしようもない作業, 例えば,システムダウンに伴うリセット,コンソール以外のターミナル(端末)が 死んだ場合のリブート,メモリの増設,ハードディスクの交換等の作業を業者が してくれます. ただしこれらは1作業あたり何円というようにオプションとなっている場合が多い です.

 ホスティングを含めたこれらの形態で,どれが自分の目的に合っているかを 考えて契約しましょう.

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