独自ドメインとは
 独自ドメインとは,このホームページのようにURLが固有(kiteya.net)の文字列 となっているものです. 検索エンジンのYahoo! JAPANなら,そのURLがyahoo.co.jpとなっているのと同じ で,そのホームページを同定するのに使われるものです. もう少し難しい話をすると,インターネットでつながっているコンピュータ同士 がやり取りするためには,64.177.205.47のような数値で表されたIPアドレス という住所を使います. しかし,このIPアドレスは数値だけなので人間にはなかなか覚えることができま せん. そこで数値の変わりに文字列を使う訳です.

 ドメイン名は,yahoo.co.jpやyahoo.comのようにドット(.)でいくつかのフィールド に分割することができます(IPアドレスのドットとは意味が全く違います). yahoo.co.jpの例を取ると,最後のjpが日本を表しており,coが企業を表しており, yahooがその企業の名前を表しています. yahoo.comの場合は,国名を表す記号がなく,comが企業を表しており,yahooが その企業の名前を表しています. yahoo.co.jpとyahoo.comの違いは,その取得先が違うということだけです. jp等の国名が付いているドメインはccTLDと言い,それぞれの国に1つずつ割り当て られていて,基本的にはその国のNIC(Network Infomation Center)と呼ばれる機関 が管理しています. jpドメインならばJPNICというところが管理しています. tvドメインのようにその国(南太平洋の島国ツバル国)が自国のccTLDドメインを 売却し,国連加盟を果たしたという話も例外的にあります. 一方,yahoo.comのように国名がついていないドメインはgTLDと言い,基本的にどこ の国のNICにも属していません. 歴史的な理由でアメリカが使っていたのですが,今では,誰でも取得することが 可能です. ドメインには,これらのccTLDとgTLDがあります.

 ドメイン名を保持するのは無料ではありません. そのドメイン名を独占的に使うための対価としてお金を払う必要があります. しかし,この値段は定まっていません. 詳しくは以降で徐々に説明します.
 検索エンジンで「ドメイン」や「ドメイン取得」等のキーワードで検索すること でもっと詳しい話を紹介しているホームページが見つけられます.

 独自ドメイン取得の動機
 matが独自ドメインを取ることになった経緯は,これまで使っていた無料ホーム ページのCGIに関する様々な制限が嫌になり,ホスティングを購入しようと考え, それならば一層のこと独自ドメインも取ってしまえ,と言う気になったからです.
 独自ドメインを取ると良いことには,
  1. ホームページのURLが自分の好きなものにできる
  2. ホームページのURLが半永久的に変わらない
  3. メールアドレスが自分の好きなものにできる
  4. メールアドレスが半永久的に変わらない
などが挙げられます.

 また,ホスティング業者やサービスの種類によっては,複数のドメインが利用す ることができるので,複数のURLでホームページにアクセスすることができます. 実際,このホームページ「きてーや.ねっと」は正式なhttp://www.kiteya.net/ 以外にも別なドメイン名でアクセスすることができます.

 更に,取得したドメイン名を売ることもできます. よほど良いドメイン名でない限り儲けることはできませんが,宝くじを買うよりは, 儲ける可能性は高いでしょう.

 このようなことが複雑に絡まって,独自ドメインを取ることにあいなりました.

 独自ドメイン取得の準備
 では,実際に独自ドメインを取るにはどのような準備をする必要があるので しょうか. まず第一にどのような種類のドメインを取るかを決めます. 独自ドメインとはでも述べたように,ドメインには,国別 のccTLDと一般のgTLDがあります. どのようなドメイン名が欲しいかによって変わりますが,matはなんとなくgTLDが 欲しかったので,そちらにしました. 日本に居住している個人が取得できるccTLDドメインはたくさんありますが,例と して挙げるとjp(日本),to(トンガ),nu(ニウエ),tv(ツバル)等が人気が高いよう です.

 次に実際にどのような名前にするかを決めます. matが欲しいgTLDドメインで個人が取得できるのは,欲しいドメイン名.comか, 欲しいドメイン名.netか,欲しいドメイン名.orgの3種類です. もちろん,ドメイン名は世界中で唯一である必要があるため,すでに他の人が 取得しているドメイン名は取ることができません. もちろん,お金を出してそのドメイン名を買い取ったり,法的手段(自社の登録 商標である等の理由)で訴えて獲得することはできますが,matはそのような事を するお金もないし,理由もないので,空いているドメイン名を探すことに なります.

 更に見事ドメイン名が取得できることになった場合,そのドメイン名を利用する 権利を何年間保有するかどうかを決めます. 最低1年間で一度に何年分かをまとめて支払うことができます. また,その保有期間が終了する前に所定の費用を払うことで引き続き保有すること (つまり更新)ができます. matは,一部を除いて1年間にしました. 理由は後述します.

 最後にその取得した独自ドメイン名を活用する方法を決めます. どういうことかというと,そのドメイン名を使ったホームページに使うか, 寝かしておくか,売却するか,ということです. これらについては,下の独自ドメインの活用でもう少し 詳しく説明します.

 独自ドメイン取得の方法
 では,実際にどうやって独自ドメインを取得するのでしょうか?
ここでは,日本のドメインであるjpドメインについては言及しません. ドメインを取るには,大きく分けて次の3つの方法があります.
  1. NICまたはICANN認定正規レジストラに申し込む.
  2. ドメイン取得代理店に申し込む.
  3. ついでにもらう.
  4. 譲ってもらう.
 NICとは,例えばgTLDならば, Network Solutions Inc, ccTLDで日本ならば,JPNICのように 伝統的に正規にドメイン名登録を行っている機関です. そして正規レジストラとは,それらのNICやICANNに認められたドメイン名登録 機関です.

 代理店とは,独自ドメインを取得したい人の代わりにドメインを取得代行して くれる業者です.

 基本的にどちらで取得してもドメインはドメインです. つまり,取得する時や更新時の価格が違うもののドメインを使用する権利は 全く同じです. matは価格が安かった代理店で数個のgTLDドメインと正規レジストラで1個の日本語 gTLDドメインを取得しました. 日本語gTLDドメインについては日本語ドメインとはで説明 します.

 訳が分からなかったと思う「ついでにもらう」ですが, これはホスティングの選び方で説明する, ホスティングサービスに加入する時に特典として独自ドメインをもらう,という ことです.(^o^)
最近はホスティング業者間での競争が激しいため,実際にこのようなサービスを 行っている業者さんは多いです. 詳しくは,ホスティングの選び方に掲載している 業者さんを見て下さい. ただしこれらの場合は,ホスティングサービスに加入することが必要なので, もらった独自ドメインを使ったホームページを作ることになります.

 最後の譲ってもらうとは,すでに誰かが持っているドメイン名を有償もしくは 無償で譲ってもらう方法です. jpドメインは難しい場合がありますが,gTLDならば,金額の折り合えさえつけば, 比較的簡単に譲ってもらうことが可能です. ただしその場合でも,DNS(ドメイン名とIPアドレスの対応表)の変更など売り手 側の協力が必要不可欠です. 時々このDNSの変更でもめる事があるようです.

 独自ドメインの検索
 実際に独自ドメインを申し込む前にそのドメインが取得可能かどうかを調べる 必要があります. それがドメインの検索です. ほとんどの場合,上で挙げた1〜3の業者いずれでもドメインを検索することが できます. ただし,1の業者はその性格上,ホームページは英語ですし,やり取りのメールも 英語の場合がほとんどです. 2や3の日本の業者はもちろん日本語で可能です. 有名な日本語で申し込める正規レジストラは,


因みに,私は↑のHYPERBOXでドメインを取得しました.

です.

 ほとんどの業者は,gTLDの3つのトップレベルドメイン(com,net,org)が検索, 登録可能です. また,業者によって,ccTLDのccドメインやtvドメイン等も一緒に検索することが 可能です.

 ここで注意しなければならないのが,業者によって権利費(そのドメインを独占的 に使う権利のための費用,年単位)や代行費(取得のための代行手数料,初めてその ドメインを取得する時にのみ発生)がまちまちだということです. 最初に独自ドメインを取得する時に必要な費用の基本は,この最初の数年の権利費 と代行費です. 上の独自ドメイン取得の方法で挙げた無料の業者は,最初の 数年(2年が多い)の権利費と代行費が無料ということです. 更新時(最初の数年が終わった後)からは権利費が必要な場合があります.

 また,ドメインの種類によっても権利費が異なります. gTLDドメインが一番安く,1年の権利費は日本円で2,000円〜5,000円程度で, ccTLDドメインは,5,000円〜10,000円程度です.

 ドメイン名を検索した時,すでにそのドメイン名が取得されている場合があり ますが,どうしてもそのドメイン名が欲しい場合があります. つまり,4の場合です. この場合,どうやってそのドメイン名を所有している人にコンタクトするので しょうか? 答えは,whoisというコマンドを使います. UNIXオペレーティングシステムだと標準でついていますが,Windows等だとついて いません. でも,Webでこのwhoisコマンドを使うことができます. いくつかのNICはwhoisサービスを提供していまして,誰でもドメイン名を持って いる人の情報を知ることができます. 住所や電話番号やメールアドレスまで出てくるのでプライバシー上ちょっと問題 がありますが.....
これでメールアドレスを調べてその所有者にコンタクトすることができます.

 独自ドメインの活用
 無事欲しいドメイン名が取得できたら,その独自ドメインをどう活用するかを 決めなければなりません. ドメインを取得する前にあらかじめ決めておく方が良いです. では,実際にはどのような活用の方法があるのでしょうか. 独自ドメイン取得の準備でも述べたように,大きく 分けて次の3つがあります.
  1. ホームページに使う
  2. 寝かしておく
  3. 売却する
ドメインジャンキーと呼ばれる人達(ドメインを集めること自身を趣味としている 人達)の様にただ単に収集する,というのは2に入ります. それでは順に説明します.

 1のホームページを作成するというのは,実は正確ではありません. ホームページだけに活用する,メールアドレスのためだけに活用する,ホーム ページとメールアドレスに活用する,の3つがあります. ちなみにmatはホームページ(http://www.kiteya.net)とメールアドレス (user@kiteya.net)に活用しています. ホームページとメールアドレス双方に活用することが多いと思いますので,それ を前提とします. この場合,実際にどのように実現するかで更に3つの形態があります.

  1. ホスティングサービスを購入する
  2. 既存のホームページへの転送サービスを購入する
  3. 独自にWebサーバを立ち上げる
aのホスティングサービスについてはホスティングの選び方 で詳しく説明します. bは,すでにプロバイダーのホームページサービスや GeoCitiesのような無料ホームページ サービスでホームページを作っている場合で,取得した独自ドメイン宛ての リクエスト(ブラウザのアドレス)を,そちらに転送するサービスを用いる形態です. このサービスは手軽にできる(業者にもユーザにも)ので,安いのが特徴です. 場合によっては無料のサービスもあります. ただし,この場合広告が付くことが多いです. cは,フレッツISDNやCATVのようなIPアドレスを貰えるインターネット接続サービス やOCNやIIJが提供している専用線に加入して,常時接続をしたPCにWebサーバ, メールサーバ(popやsendmail),ネームサーバ(DNS)等をインストールした上で, ホームページを作成する形態です. この場合,UNIXに関する専門的な知識が必要です. その代わり何でも好きなことができます.

 2の寝かしておくというのは,当面使う予定がないものの独自ドメインを他の人 に取られないように保持しておく,というものです. 保持しておくだけとはいえ,前述の権利費と場合によっては保管費がかかります. 権利費は毎年必ず発生し,基本的にドメイン取得に利用した業者に毎年支払います. 保管費とは,取得したドメイン名を使うまで預かってもらうサービスに対する対価 です. ドメイン取得業者によっては無料で預かってもらうことができます. ちなみにmatは無料で4つのドメインを預かってもらっています. しかし,そのような業者は稀なのでよく探してみて下さい. matはこの目的で2つのドメインを持っています. 1つはkiteya.netと最後までホームページのドメイン名を争ったもので,1つは 日本語ドメインとはで説明する日本語ドメインです. 前者は予定がないけど,気に入っているので保持しておき,後者は日本語ドメイン が使えるようになったら並列して使う予定です.

 3の売却するというのは,使う予定はないが,投資目的でドメイン名を先に取って おいて,欲しい人に高値で売る,というものです. 実はmatもこの3の目的で4つ程ドメインを持っています. でも,よほどの良いドメイン名でない限り,売れる確率はありません. もちろんこの目的であっても2と同様に権利費と場合によっては保管費がかかります. そのため,matはとりあえず1年間で購入しました. インターネットの流行は年単位以下で移り変わりますし,さまざまなgTLDのトップ レベルドメイン(bizやinfo等)が新規に作られてきていますので,長期間の保持は あまりメリットがないからです. まぁ,少ない投資で宝くじのような気分を1年間味わえるので良しと思っています.

 日本語ドメインとは
 上で出てきた日本語ドメインとは,これまでアルファベットと数字とハイフン(-) でしか表記できなかったドメイン名を日本語でも表記できるようにする技術です. とはいえ,実際には日本語ではありません. 例えば,「にほんご.com」というドメイン名なら,実際には「bq--gbvxxe2u.com」 のようになります. つまり,ブラウザ上でのみ「にほんご.com」と表示され,ブラウザは「にほんご」を 「bq--gbvxxe2u」に変換し,DNSに問い合わせして接続先のIPアドレスを取得します. 現在,ドメイン名の取得の処理は始まっていますが,いつ実際に使えるのか, そもそも実際に使えるようになるのかすら決まっていません. もし日本語ドメインは止めると決定されると,取得したドメインは水の泡となって しまいますので,リスクを覚悟しなければなりません.

 matは,そのリスクを覚悟して1つ確保しておきました. リスクを覚悟するきっかけとなったのは,期間限定で半額で取得できたからです. 確実に使えることが決定されていたなら,文句なしに10年間分一括払いしていたの ですが,不確定要素が多すぎるので,2年にしました. 2年後の更新時以降は1年で最初の2年分の権利費を払う必要がありますが....
それはともかく日本語ドメインが使えるようになることを祈るばかりです. 個人的にはアルファベットの方が好きなのですが....

Copyright (c) 1999-2010, Katsushi Matsuda. All Right Reserved.